九州大学 先端素粒子物理研究センター Research Center for Advanced Particle Physics

ILC国際推進チーム(ILC-IDT)がILC準備研究所(Pre-Lab)の提案書を公開しました。
提案書の公開により、ILC建設開始に向けた準備がさらに具体化し、
計画実現へ向けて大きく前進しました。

参照
提案書
ILC通信

 

本センターの複担教員を努めていただいている、先導物質化学研究所の高原 淳(たかはら あつし)教授が、2020年度の日本中性子科学会 学会賞を受賞されました。受賞テーマは「中性子反射率測定によるソフト界面の構造評価」です。日本中性子科学会の学会賞は、中性子科学の進歩発展に寄与しその業績が顕著な者に対して授与されるものです。高原先生、おめでとうございます!

参照:KEK物質構造科学研究所HP

9月23日から25日かけて、「ILC夏の合宿2020」がオンラインで開催されました。
招待講師による最新の物理・加速器についての講演、
ILC加速器・ILC測定器についての講演、及び参加者によるショート講演が行われました。
この合宿は国際リニアコライダー(ILC)の実現、素粒子物理学の発展を目指し、
加速器科学者、素粒子・高エネルギー物理学者間の情報共有、
若手研究者同士の交流を目的とし2010年より開催されています。

参照
ILC夏の合宿2020

国際将来加速器委員会(ICFA)が国際リニアコライダー(ILC)実現に向けた計画を主導する
「ILC国際推進チーム(ILC-IDT)」の構成メンバーを発表しました。
日本のILCプレラボ(Pre-Lab: 準備研究所)設置準備を任務とするILC-IDTの設立は
計画の準備段階への第一歩であり、計画実現への加速が期待されます。

参照
KEK記事

学術研究員の公募を開始いたしました。 受付を終了いたしました(11月30日)
詳細は公募情報のページをご覧ください。

 

参照
九州大学 教員公募情報

欧州素粒子物理戦略が公表されました。ILC計画にとって重要な、以下の内容が含まれています(私的な翻訳)。
・電子陽電子ヒッグス・ファクトリーが、最も優先度の高い次のコライダーである。
・日本における電子陽電子国際リニアコライダー(ILC)のタイムリーな実現は、この戦略に適合するものであり、その場合、欧州の素粒子物理学コミュニティは協働することを望む。

欧州素粒子物理戦略は欧州の素粒子物理研究の中長期的な戦略を示すものであり、その中で欧州のILC計画に対する協力について明言されたことは、ILC計画実現に向けて大きく前進したと言えます。

東京大学にて2月8日にILC推進国際シンポジウム ピーター・ヒッグス博士が語る「ヒッグス粒子とILC」が開催され、九州大学伊都キャンパスからもサテライト会場として多くの方のご参加を頂きました。

シンポジウムでは国際リニアコライダー(ILC)を推進する方々によるパネルディスカッション、およびピーター・ヒッグス博士からのビデオメッセージの上映が行われました。ヒッグス博士にはこちらからの質問にも丁寧にお答えいただきました。



九州大学サテライト会場の様子
 

参照
ILC推進国際シンポジウム


2月8日に東京大学で開かれる、ILC推進国際シンポジウム ピーター・ヒッグス博士が語る「ヒッグス粒子とILC」に伴い、九州大学伊都キャンパスにおいてもサテライト会場を設け、共催する運びとなりました。

2012年に欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロンコライダー(LHC)で発見された「ヒッグス粒子」の存在を予言し、2013年ノーベル物理学賞を受賞されたピーター・ヒッグス博士に、ヒッグス粒子と国際リニアコライダー(ILC)について論じて頂きます。

 

参照
九州大学からのお知らせ
ILC推進国際シンポジウム

国際リニアコライダー(ILC)を含めた将来の線形加速器について議論を行うLinear Collider Workshop 2019 (LCWS2019)が宮城県仙台市にある仙台国際センターにて10月28日から11月1日かけて開催されます。

欧州素粒子物理戦略の更新が終盤に差し掛かり、ILC計画にとって重要な時期での開催となります。また、日本政府からのILC計画に対する声明が予定されています。

参照
LCWS2019トップページ

本センター所属の奥村健一特任助教が超対称性粒子の質量が持つ新しい性質を発見しました。
現在の素粒子理論の標準模型で説明できない現象を説明する有力な理論の一つとされているのが超対称性理論であり、その理論で存在が予言されている素粒子が超対称性粒子です。奥村特任助教は、超対称性粒子の質量にこれまで存在すると考えられていた重い素粒子からの寄与がある条件のもとで消えることを発見しました。これによりこれまで棄却されていた模型が生き返って、今後の実験の探索対象になることが期待されます。

参照
プレスリリース