07
ILCに関する政府表明が発表されました
3月7日に東京大学にて開かれた国際将来加速器委員会(ICFA)とリニアコライダー国際推進委員会(LCB)の合同会議にて、文部科学省より「現時点でILCを誘致するには至らない」が、「この計画に関心をもって国際的な意見交換を継続する」との見解が示されたことが報告されました。これは日本政府からILCに関して示された初めての見解となります。
参照
KEK記事
3月7日に東京大学にて開かれた国際将来加速器委員会(ICFA)とリニアコライダー国際推進委員会(LCB)の合同会議にて、文部科学省より「現時点でILCを誘致するには至らない」が、「この計画に関心をもって国際的な意見交換を継続する」との見解が示されたことが報告されました。これは日本政府からILCに関して示された初めての見解となります。
参照
KEK記事
アメリカ・テキサス大学アーリントン校で開催されていたThe 2018 International Workshop on Future Linear Colliders (LCWS18) にて、集まった研究者らにより「テキサス宣言」が発表されました。これはLHCでのヒッグス粒子発見を受け、今がまさに国際リニアコライダー (ILC)計画を進める時期であり、日本政府からの誘致の意思表示を求める、という宣言です。ヨーロッパで来年初めに開かれる素粒子物理学の研究計画の更新にILC計画が盛り込まれるには、今年中の誘致の意思表示が必要とされています。
9月9日から12日にかけて、山口県下松市、瀬戸内海に浮かぶ笠戸島でILC夏の合宿2018が開催されました。
この合宿では、国際リニアコライダー(ILC)の実現、素粒子物理学の発展を目指し、加速器科学者、素粒子・高エネルギー物理学者の間で情報共有を行い、若手研究者同士が交流することを目的としています。
笠戸島夕日岬からの夕暮れの景色
参照
ILC夏の合宿2018
リニアコライダーの国際学会Asian Linear Collider Workshop 2018 (ALCW2018) が福岡国際会議場で5月28日から6月1日にかけて開催されます。この国際学会は、アジア、欧州、北米の3地域が毎年持ち回りで開催しているもので、世界から約300人の研究者が集い、リニアコライダーの加速器と測定器の設計開発状況とそこで展開される物理研究について、最新の成果をもとに議論を行います。
これに合わせて市民講演会「宇宙を探る大型科学プロジェクト:LIGO とILC」を福岡国際会議場メインホールにて5月29日18:00よりを行います。参加費無料、事前登録不要となっておりますので、奮ってご参加ください。
3月19日から20日にかけて、年に一度の、ILCの物理と検出器の進展と計画を話し合う会議が茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)で開かれました。
今年中の日本でのILC建設の意思決定が期待される中、活発な議論が交わされました。本センターのメンバーも参加し、発表を行いました。
2月19日から22日にかけて、ILD meetingが岩手県一関市で開催されました。
また、開催地である一関市はILC建設候補地である北上山地の最寄り市であり、ILCを盛り上げようと様々な取り組みをされています。本会議でも、ILCリンゴやさまざまなコラボ商品が配布されました。
参照
ILD meeting 2018 in Ichinoseki
Ichinoseki and the ILC (Facebook)
10月23日から27日にかけて、ドイツ・ストラスブールで LCWS2017 が開催されました。この会議では、世界各地から300人を超える研究者が集まり、国際リニアコライダー実現に向けて、加速器・測定器・物理に関する研究発表と活発な議論が行われました。
最終日には、インターネット会議により、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長の河村健夫衆議院議員・塩谷立衆議院議員・平野達男参議院議員による講演が行われました。また、ドイツ・フランス両国の議員による講演も行われました。
参照
LCWS2017
11月6日から9日にかけて、カナダ・オタワで第12回国際将来加速器委員会(ICFA)セミナーが開催されました。
そのセミナーで、ICFAは、ILC計画を継続的に支持するとともに、日本における250GeV ILCの建設を支持する声明を発表しました。
その声明の中で、ICFAは、「日本が、日本のイニシアチブによる国際プロジェクトとして、重心系エネルギー250GeVの「ヒッグス・ファクトリー」のILCを、時宜を得て実現することを強く奨励します。」と述べました。
ICFAは高エネルギー物理研究用の加速器の建設・運用に関する国際協力を推進する専門家の組織です。ICFAからの支持を得られたことにより、国際的に日本でのILC建設が支持されたこととなり、日本でのILC建設に大きな弾みがつくことになります。
参考
ICFA声明英語原文
日本語版声明全文はこちらです→KEKニュースルーム「ICFA 250GeVのILC加速器建設を支持しILC早期実現を奨励」2017年11月10日
7月21から24日にかけて、長野県の乗鞍高原でILC夏の合宿2017が開催されました。
この合宿は、理論と実験の垣根を超えた、国際リニアコライダー(ILC)に関わる研究の情報共有や、若手研究者同士の交流を目的としています。
合宿期間中は高エネルギー分野の物理・検出器・加速器について講義やセッションが行われました。
また、標高2,700m越えの乗鞍岳でのハイキングも行われました。
6月26日から30日にかけて、アメリカ・サンフランシスコのSLACにおいて、AWLC17が開催されました。この会議では、世界各地から研究者が集まり、国際リニアコライダー実現に向けて、加速器・測定器・物理に関する研究発表と活発な議論が行われました。
本研究室のメンバーも参加し、発表を行いました。
参考リンク
AWLC17