本センター所属の吉岡瑞樹准教授らのグループが茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)のパルス中性子源を用いて、原子の大きさ程度の距離に働く未知の力の探索を行い、その結果を発表しました。
今回研究グループは、中性子と希ガスの原子との間に働く力を探索し、原子の大きさ(0.1ナノメートル)の距離の領域において、未知の力の探索感度を従来の同様の実験に比べて1桁向上させることに成功しました。
参照
プレスリリース
本センター所属の吉岡瑞樹准教授らのグループが茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)のパルス中性子源を用いて、原子の大きさ程度の距離に働く未知の力の探索を行い、その結果を発表しました。
今回研究グループは、中性子と希ガスの原子との間に働く力を探索し、原子の大きさ(0.1ナノメートル)の距離の領域において、未知の力の探索感度を従来の同様の実験に比べて1桁向上させることに成功しました。
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プレスリリース
2018年3月2日に九州大学と高エネルギー加速器研究機構との「連携協力に関する覚書」調印式が茨城県東海村J-PARCセンターで執り行われました。
九州大学久保千春総長と高エネルギー加速器研究機構山内正則機構長に署名いただき、九州大学J-PARC分室が設置される運びとなりました。その後、総長にはJ-PARC各実験施設を視察していただきました。
2月19日から22日にかけて、ILD meetingが岩手県一関市で開催されました。
また、開催地である一関市はILC建設候補地である北上山地の最寄り市であり、ILCを盛り上げようと様々な取り組みをされています。本会議でも、ILCリンゴやさまざまなコラボ商品が配布されました。
参照
ILD meeting 2018 in Ichinoseki
Ichinoseki and the ILC (Facebook)
10月23日から27日にかけて、ドイツ・ストラスブールで LCWS2017 が開催されました。この会議では、世界各地から300人を超える研究者が集まり、国際リニアコライダー実現に向けて、加速器・測定器・物理に関する研究発表と活発な議論が行われました。
最終日には、インターネット会議により、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長の河村健夫衆議院議員・塩谷立衆議院議員・平野達男参議院議員による講演が行われました。また、ドイツ・フランス両国の議員による講演も行われました。
参照
LCWS2017
11月6日から9日にかけて、カナダ・オタワで第12回国際将来加速器委員会(ICFA)セミナーが開催されました。
そのセミナーで、ICFAは、ILC計画を継続的に支持するとともに、日本における250GeV ILCの建設を支持する声明を発表しました。
その声明の中で、ICFAは、「日本が、日本のイニシアチブによる国際プロジェクトとして、重心系エネルギー250GeVの「ヒッグス・ファクトリー」のILCを、時宜を得て実現することを強く奨励します。」と述べました。
ICFAは高エネルギー物理研究用の加速器の建設・運用に関する国際協力を推進する専門家の組織です。ICFAからの支持を得られたことにより、国際的に日本でのILC建設が支持されたこととなり、日本でのILC建設に大きな弾みがつくことになります。
参考
ICFA声明英語原文
日本語版声明全文はこちらです→KEKニュースルーム「ICFA 250GeVのILC加速器建設を支持しILC早期実現を奨励」2017年11月10日
7月21から24日にかけて、長野県の乗鞍高原でILC夏の合宿2017が開催されました。
この合宿は、理論と実験の垣根を超えた、国際リニアコライダー(ILC)に関わる研究の情報共有や、若手研究者同士の交流を目的としています。
合宿期間中は高エネルギー分野の物理・検出器・加速器について講義やセッションが行われました。
また、標高2,700m越えの乗鞍岳でのハイキングも行われました。
6月26日から30日にかけて、アメリカ・サンフランシスコのSLACにおいて、AWLC17が開催されました。この会議では、世界各地から研究者が集まり、国際リニアコライダー実現に向けて、加速器・測定器・物理に関する研究発表と活発な議論が行われました。
本研究室のメンバーも参加し、発表を行いました。
参考リンク
AWLC17
12月5日から9日にかけて、岩手県盛岡市で LCWS 2016 が開催されました。この会議では、世界各地から300人を超える研究者が集まり、国際リニアコライダー実現に向けて、加速器・測定器・物理に関する研究発表と活発な議論が行われました。
初日には、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長の河村健夫衆議院議員による基調講演が行われました。講演内容は公式ホームページで見る事ができますので、ぜひご覧ください。
参照
LCWS2016
7月23日から26日の四日間にわたって、岩手県一関市にてILC夏の合宿が開催されました。この合宿は国際リニアコライダー (ILC) に関わる研究者間の情報共有や、若手研究者同士の交流を促す事などを目的としています。
合宿期間中は高エネルギー分野の物理・検出器について、講義やセッションが行われました。
CERN LHCの陽子衝突実験が昨年10月に2015年のデータ取得を終えてから、はや半年が経過しました。年末からはビーム強度の向上を目的とした加速器の改善が、今年3月からはその巨大なリング内にビームを投入しての調整が行われていました。
そしてついに、LHCの陽子衝突実験は2016年のデータ取得を開始しました!
今年は昨年から開始されたRun 2の2年目にあたり、昨年と同じく重心系13 TeVにてデータ取得を行います。
ヒッグス粒子、ペンタクォーク、そして750 GeV付近に現れた新しい共鳴状態の兆候など、新たな話題に事欠かないLHC。本年の成果にも期待が高まります。
参考サイト
・The 2016 physics season starts at the LHC | CERN
・CERN experiments observe particle consistent with long-sought Higgs boson | CERN press office
・CERN’s LHCb experiment reports observation of exotic pentaquark particles | CERN press office
・Bumps in the light | ATLAS